Written :
June 30, 2024
Updated :
June 30, 2024

Vol 07.(a) イーサリアムでリキッドステーキングをする

(本ページはプロモーションを含んでいます)

イーサリアムのステーキングについて詳しく知りたいけど、難しそうで手が出せない...そんな悩みを抱えていませんか?

この記事では、イーサリアムステーキングの基本から実践的なステップまで、初心者にも分かりやすく解説します。Proof of Stake(PoS)の仕組み、リキッドステーキングの魅力、そしてLidoを使った具体的な投資方法まで、あなたの疑問にお答えします。仮想通貨投資の新たな可能性を探りたい方、イーサリアムの将来性に興味がある方必見です。ステーキングのリスクとリターンを理解し、賢明な投資判断を行うための情報が満載。これを読めば、あなたもイーサリアムステーキングの世界に一歩踏み出す準備が整うはずです。さあ、暗号資産の新しい投資方法を一緒に学んでいきましょう!

この記事を読むと、次のようなことが理解できるはずです:

  1. イーサリアムのステーキングって何なの?
  2. プール型ステーキング(リキッドステーキング)のLidoにはリスクがあって、どんなメリットがあるの?
  3. 実際にやるときは、どうすればいいの?何に気をつければいいの?

では、さっそく始めましょう!

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1. イーサリアムのステーキングって何なの?

①ステーキングの基本概念

ステーキングは、仮想通貨の世界での「預金」のようなものです。イーサリアムを「預ける」(ステーキングする)ことで、ネットワークの運営を手伝い、その対価としてさらにイーサリアムを報酬として受け取ります。

これは、銀行に預金してお金を働かせるのと似ていますが、仮想通貨のネットワーク自体を支える役割を果たすという点で異なります。

②Proof of Stake(PoS)の詳細

イーサリアムのステーキングを理解するためには、Proof of Stake(PoS)プルーオブステークと言う考えを理解しなければなりません。少しだけ我慢をしてお付き合いください。Proof of Stake(PoS)は、イーサリアムが2022年9月に採用した新しい合意形成メカニズムです。以前のProof of Work(PoW)から移行しました。PoWはビットコインでも適用されている取引の内容を検証する仕組みですが膨大な計算能力と電力が必要であることから、その継続性について疑問が投げかけられていました。


一方でPoS ものすごく簡単に説明すると「イーサをたくさん持っている人は、イーサリアム上の取引の内容について検証する権限をたくさん持ちます。そのかわり間違えた検証をするとそのイーサを没収します。イーサをたくさん持っている人は正しい検証をするでしょうから信頼していますけどね」 というシステムのことです。

PoSの仕組みをもう少し詳しく説明すると以下のとおりです:

  • バリデータ(検証者)は、最低32ETHをステーキング(預ける)することでネットワークに参加します。
  • バリデータは、新しいブロックの提案や他のバリデータが提案したブロックの検証を行います。
  • 正しく行動すれば報酬を得られますが、不正行為や長期のオフラインはペナルティ(スラッシング)の対象となります。
  • ステーキングされたETHが多いほど、バリデータに選ばれる確率が高くなります。

このシステムにより、参加者は正直に行動するインセンティブを持つことになります。

ビットコインで使用されているPoWがすべての検証者 の検証が必要となることに比べると、 少しだけ簡潔な検証方法に なっています。

イーサリアムが使用するPoSの主な特徴は以下の通りです。:


すなわちステーキングとは、必要なイーサを預け入れてPoSに参加し、イーサリアムワークの検証者になることで、その報酬を受け取り、イーサリアムネットワークの発展に寄与する、ということなのです。

③ステーキングの種類

ステーキングには、主に3つの方法があります:

  1. 個人でのステーキング:32ETH以上を所有し、自身でバリデータノードを運用します。技術的知識が必要ですが、最も高い報酬が期待できます。
  2. リキッドステーキング:少額から参加可能で、専門的な知識は不要です。Lido、Rocket Poolなどのサービスを利用します。
  3. 取引所ステーキング:最も簡単ですが、報酬率は比較的低めです。取引所にETHを預ける必要があります。

ここで私が皆さんにお勧めするのは「リキッドステーキング」になります。

2. 「リキッドステーキング」のLidoにはリスクがあって、どんなメリットがあるの?

「リキッドステーキングのLido」について詳しく見ていきましょう。

①Lidoの概要

Lidoは、イーサリアムのステーキングを簡素化するリキッドステーキングサービスです。2020年12月の立ち上げ以来、急速に成長し、現在はイーサリアムのステーキング市場で30%以上のシェアを占めています。

Lidoの主な特徴は以下の通りです。

:最小ステーキング額がないこと
通常イーサリアムのネットワークにステーキングするためには最低32イーサが必要になりますが、個人でこれを負担できる方は少ないと思います。Lidoは、これを取りまとめて代わりに検証をすることで対価を得ます。

:stETHという流動性の高いトークンを提供すること
個人がイーサを預け入れると「預かり証」としてLidoは「stETH」(=Staked ETH}を発行します。これのメリットは一旦預け入れたイーサを取り出したい時に、これを売却すれば換金できる流動性の高さにあります。またstETHそのものをCurveなどのDeFiに再度預け入れて増やすことも可能です。つまりユーザーがETHをステーキングすると、同額のstETHを受け取り、これをDeFiエコシステム内で活用できるのです。

:技術的な知識を必要としない簡便性

イーサリアムネットワークの検証をするには技術的な知識が必要になりますが、Lidoを利用することで資金提供のみで検証に参加することができます。
Lidoは分散型自治組織(DAO)として運営され、複数の独立したノードオペレーターを使用することで、セキュリティと分散化を促進しています。

Lidoの流れを図解すると以下の①〜⑤のような手順になります。


②Lidoに投資することに対するリスク

Lidoへの投資には、いくつかの重要なリスクが存在します。

まず、スマートコントラクトリスクが挙げられます。Lidoのスマートコントラクトにバグや脆弱性が存在した場合、大規模なハッキングや資金損失のリスクがあります。

次に、中央集権化の懸念があります。Lidoの市場シェアが大きいため、イーサリアムの分散化を脅かす可能性があり、将来的に規制当局の注目を集める可能性もあります。

価格変動リスクも重要です。stETHとETHのペッグが外れる可能性があり、市場のストレス時にstETHの流動性が低下するリスクもあります。

規制リスクも考慮する必要があります。将来の規制変更がLidoのサービスに影響を与える可能性や、特定の国や地域でサービスが制限される可能性があります。

技術的リスクとしては、イーサリアムのアップグレードや変更に伴う問題、ノードオペレーターの不正行為やミスによるペナルティのリスクが挙げられます。

最後に、イーサリアム自体の価格変動リスクや、競合するステーキングサービスの台頭による市場シェアの低下といった市場リスクも存在します。

投資家は、これらのリターンとリスクを十分に理解し、自身の投資目的やリスク許容度に基づいて慎重に判断することが重要です。

③Lidoに投資することに対するリターン

Lidoへの投資は、主にステーキング報酬という形でリターンをもたらします。現在の年間報酬率は約3%程度ですが、市場状況により変動します。これらの報酬は自動的に再投資され、ユーザーのstETH残高が徐々に増加していきます。

stETHの流動性の高さも重要なメリットです。投資家は、ステーキングしたETHの価値を保持したまま、stETHを他のDeFiプロトコルで活用できます。例えば、追加の利回りを得るための貸し出しや、流動性プールへの提供などが可能です。

さらに、イーサリアムの価格上昇に連動してstETHの価値も上昇する可能性があります。Lidoの市場シェア拡大に伴い、stETHの需要が増加する可能性も考えられます。

ただし、Lidoは現在、ステーキング報酬の10%を手数料として徴収しており、これはノードオペレーター、DAOの運営、保険基金などに分配されます。

リスクとリターンをを表にまとめると以下のようになります。


3. 実際にステーキングをするときの手順と気をつけることは?

①具体的なステーキングの手順

:プールの選択

実際は手数料率、信頼性、使いやすさを比較しますが、ここではLidoを例に説明します。

:ETHの準備

取引所やDEX(分散型取引所)でETHを購入し、自分のウォレット(MetaMaskなど)に移動させます。

取引所についてはこちらをご参照ください。

:プールへの接続Lidoのウェブサイト(https://lido.fi/)にアクセスします。


ウォレットを接続します。


:ETHのステーキングステーキングしたい量のETHを入力して取引を承認します。


:完了ステーキングしたことを示すトークン(例:stETH)を受け取ります。これにより、報酬が少しずつ蓄積されていきます。

②気をつけるべきこと

:セキュリティ信頼できるプールのみを利用しましょう今回は最大手のLidoをご紹介しました。

またフィッシング詐欺には十分注意しましょう。Lidoの公式サイトはこちらになります。

:分散投資

全てのETHを一つのプールにステーキングするのは避けましょう

複数のプールを利用してリスクを分散させることをおすすめします

:税金の考慮

ステーキング報酬も課税対象になる可能性があります。

必要に応じて税理士に相談することをおすすめします。

:最新情報のチェック

イーサリアムの開発状況を定期的にチェックしましょう。

プールの方針変更などにも注意が必要です。

③ステーキングの将来性

:DeFi(分散型金融)との統合

ステーキングしたstETH は、既にDeFiで預けて増やすことが可能ですが、これに加えて、これを担保としたローンなど、新サービスの登場が期待されます。

:イーサリアムの進化

シャーディング(ネットワークの分割による処理能力向上)の導入により、さらなるスケーラビリティの向上が見込まれます。これに伴い、ステーキング報酬率も変動する可能性があります。

:規制環境の変化

各国の仮想通貨規制がステーキングに与える影響に注意が必要です

まとめ

イーサリアムのステーキングは、Proof of Stake(PoS)への移行によって可能になった新しい投資方法です。特にプール型ステーキングは、少額から参加できるため、多くの人にとって魅力的な選択肢となっています。

ステーキングには、スラッシング、価格変動、流動性の制限などのリスクがありますが、適切な理解と対策を行うことで、これらのリスクを軽減できます。

実際のステーキング手順は比較的簡単ですが、セキュリティや税金の考慮など、注意すべき点も多くあります。常に最新の情報を入手し、自身の投資戦略を適宜調整することが重要です。

イーサリアムとそのステーキングシステムは今後も進化を続けるでしょう。この新しい技術と投資機会に興味を持った方は、少額から始めて徐々に理解を深めていくことをおすすめします。

仮想通貨の世界は日々変化していますが、基本的な原理を理解していれば、その変化にも適応できるはずです。この記事が、皆さんのイーサリアムステーキング入門の一助となれば幸いです。頑張ってチャレンジしてみてくださいね!

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